素材と所作によって
ベトナムと日本の融合を表現した空間
東京に2店舗展開する COCORIRE がベトナムのダナンへの出店したプロジェ クト。ダナンはベトナムを代表する行楽地への出店ということもあり、東京 に展開する地域に根差した形の店舗から、現地の若年層や観光客をターゲッ トに見据えたブランドイメージを刷新する店舗のリニューアルを行った。
日本のブランドがベトナムへ出店する事から、日本とベトナムの融合を感じることのできる空間をつくって欲しいとオーナーからリクエストがあり、直接的な表現ではなく、現地で使用されている素材や日本的な所作へ着目することで二つの国の融合を計画した。
現地の店舗や飲食店では、屋台に見られるような来店から購入までの動作がインスタントなものが多いが、この計画では動線や店員とのコミュニケーションといった日本らしい繊細なおもてなしの所作を取り入れつつ、ベトナムの伝統的な焼き物であるバッチャン焼きを使用したタイルや現地の土から作られたレンガの色に着想を得たテラゾーを使用することによりベトナムらしさを取り入れ、日本とベトナムの融合というコンセプトを体現する空間を提案した。
Design:Jamoo
Construction Management:tonel.